2)円滑な交通について


「円滑機能による渋滞発生率減少」
交通渋滞を20年後には現在の5分の1に減らす効果があるといわれています。
日本では道路整備が自動車台数の急増に追いついていないことなどから都市部を中心に著しい渋滞が発生しており、渋滞による経済的損失は日本全国で年間約12兆円という膨大 なものです。ITSは、このような膨大な経済的損失をもたらす渋滞の緩和に大きな効果を発揮します。

道路の改良済延長と自動車台数の変化

■年間1.2兆円の渋滞解消効果
 ITSによる渋滞解消効果は、2015年には年間1.2兆円に達すると試算されています。 VICS(P34-35)の利用率が全国で30%になれば全渋滞損失の6%を削減できます。ETC(P36-38)や走行支援システム(P40-43) などにより高速道路における渋滞の約7割を解消できます。
このほか、道路交通情報、駐車場の満空情報、公共交通機関情報等のリアルタイムな提供は、パークアンドライド等の促進による公共交通の利用支援やTDM(交通需要マネジメント)による効率的な道路利用支援に有効です。
渋滞の現状

注)サグ:道路構造上の下り坂から上り坂への変化点。ドライバーが上り坂となっても気づかずに下り坂と同じアクセル 操作をすることで速度が低下して渋滞の原因になる。


2.2、ITSがもたらす効果

1)「交通機能による死亡・交通事故件数の削減効果」

3)環境について

4)新産業の創設について

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